ファッション業界の業界動向リサーチ2016
レディスを中心に売上が上がらない。
円安や原材料高といったコスト増にも見舞われ、各企業が経営の効率化を模索。
ファッション大手のワールドが2016年3月期中に全店の15%に当たる400店から500店を閉店する計画を発表。さらに不採算ブランドも10から15ブランドを廃止する。
また、TSIホールディングスも2015年8月末までに11ブランドを廃止。全店のおよそ15%に当たる260店を閉店します。
オンワード樫山も着物事業から撤退。
各社とも閉店後は、ネット通販を強化し、閉店による売上減をカバーする戦略を掲げる。
商品に注目集まる業界動向 – ファッション業界
ファッション業界の商品は、日本製に注目されている。
素材のユニークさや縫製の丁寧さが、高品質な商品を求める消費者や訪日外国人に評価を得ている。
業界団体は、2015年秋冬商品を機に織り・編み・染色・縫製を国内で手掛けた商品を純国産と認証する制度をスタートする。各商品には、専用タグを取り付け、訴求を拡大していく。
今後の焦点 – ファッション業界
ネット通販が大きく右肩上がりで推移。
経済産業省によると、2013年の衣料・アクセサリーのネット通販市場規模は2200億円と前年比25%以上の驚異的な伸びを記録している。
すでに各社は商品購入前に試着するサービスや店舗とネット通販の在庫一元化をスタート。
ファッションをネットで買う動きが加速している。