ファッション業界の業界動向リサーチ2015
ファッション業界は、景気回復に伴い、高品質・高付加価値の商品が好調に推移。
2014年4月の消費増税前から、紳士服で特にその傾向が強まる。
増税後は駆け込み需要の反動を懸念していたものの、ファッション業界としては想定より縮小幅が小さかったとの見解である。今後も素材や品質にこだわった商品を拡充し、中心価格帯を引き上げる戦略を検討する企業も増えてきた、
ファストファッションの業界動向 – ファッション業界
円安などでコスト増が続く中、各企業とも対応を急ぐ。
「ユニクロ UNIQLO」や「GU ジーユー」を展開するファーストリテイリングは、本体価格を5%前後値上げ。
他の企業も追随する可能性もある。
高品質な商品の需要は右肩上がりではあるが、引き続きファストファッションも堅調に推移しており、今後はネット通販の展開も本格的に手を加える段階まできている。
デパート中心の企業は、厳しい環境が増すばかり。
今後の焦点 – ファッション業界
ファッション業界は、少子高齢化で拡大の先行きは不透明。
ここにきてネット通販の勢力が拡大してきた。経済産業省によると、2012年の衣料・アクセサリーのネット通販市場規模は1,750億円と前年比20%以上の伸び。
ファッション業界も商品購入前に店舗で試着できるサービスや、店舗とネットの在庫を一元化するなどシステム開発に投資し、消費者がネットで買いやすい仕組み作りに力を入れている。